チェコのお勧めスポット①プルーホニツェ

アクティビティ

チェコに来たら、家族でのんびり楽しめるスポットとしてお勧めしたい場所の一つがプルーホニツェ公園です。プラハのにぎやかな街を散策するのも素敵ですが、一日のんびり家族で自然を楽しみたいという方にはピッタリの場所です。

プルホーニツェ公園とは

プルーホニツェ公園はお城と庭園からなる250ヘクタールの巨大な施設で、ユネスコの世界遺産に登録されています。

元々は中世ゴシック様式のお城で、記録に残っている最初の所有者は13世紀まで遡るそう。何度も所有者が替わり、改築が繰り返されました。そして19世紀終わり頃に所有者となったシルヴァ・タルカ伯爵が生涯をかけてお城を改築、庭園を造り、今の姿になりました。現在は公共施設となっています。

ロマネスク様式の聖母マリア生誕教会はエリア内にある最も古い建物です。中庭からの景色はとても絵になります。

庭園はかなり大きく、元々の自然を残した形で作られたこともあり、自然散策をしながら多種多様な木々花々を楽むことができます。池・小川・森林と、景観の変化を楽しめるのもいいところ。

お城・教会・自然・植物園の花々を一か所で楽しめる、広々とした静かな空間を楽しめるという、お勧めのポイントが満載な公園なのです。

それでは、お勧めポイントを一つ一つ紹介していきましょう。

お勧めポイント①100種8000本のツツジや世界からコレクションされた植物たち

丸一日かけても十分楽しめる広さの公園には、100 種8000本のツツジや、世界中から伯爵が収集し、大切に育ててきた植物が植えられています。自然を生かしつつも、伯爵はその類まれなる美的センスで、最初の敷地を少しずつ広げ、川の流れや川に沿って景観を彩る木々花々を配置していきました。本方面の研究者であったわけではないにもかかわらず、専門書を出すほどの専門家だったということですから、相当の研究をされたのでしょうね。

ツヅジは公園内のかなりの範囲に広がるため、散歩しながら楽しむことができます。木自体が日本でよく見るのより大きくて初めて見たときは驚きでした。

花の色もピンク・紫・オレンジと様々です。

お勧めポイント②植物園のアヤメ・バラたち

正面口から入って南東に向かって歩くと植物園が位置しています。みどころは植物園にあるアヤメ。

アヤメにこんなにたくさんの種類や色があったとは、驚きですね。黒や赤紫のアヤメの妖艶さと、清廉な白のアヤメ。思わず見とれるほど花びらの造詣が美しいですね。

庭園内の植物園は当初研究及び遺伝子プールの保存を目的として作られ、当初一般には公開されていませんでしたが、1994年以降、一部が一般にも公開されるようになりました(季節限定)。植物園のアヤメはヨーロッパでも最も大きなコレクションの一つだそう。

アヤメが見ごろになる時期は5〜6月頃です。

アヤメより少し遅れて見どころを迎えるもう一つのコレクションが、薔薇コレクションです。こちらも色々な種類のバラが植物園に並んでいます。

見ごろになる頃には、薔薇の花からとてもいい香りがしますよ。

お勧めポイント③お城

正面口から入ると公園に向かう際に必ず通りますが、プルホーニツエ城は絵本から出てききたような可愛らしいいお城です。現在までかなりきれいな形でメンテされているので、壁面のデザインや建物の精巧なデザインなどを間近で観て楽しむことができます。

お城は国の植物関連研究機関が使用しているそう。

申し込めば結婚式もできるようで、初めて来た時にはウェディングドレスとタキシード姿のカップルがお城回りや公園内で写真撮影していました。

最後に:公式HPと行き方

プルホーニツェ公園では、1.5時間のお手軽コースから、10時間の散策コースまで、楽しみ方いろいろです。

以前はカフェや軽い食事ができるカフェがありましたが、この春に残念ながら閉まってしまいました。

施設の外にレストランやカフェがありますが、一日お出かけされる際には、水分や軽い食事など持ってこられるといいかもしれません。

  • プルーホニツェ公園公式HPはこちら。チケットの事前購入も可能です。
  • 行き方

メトロC線(赤色)でOpatovまで行き、駅前のバス#363ないし#385に乗って Průhonice stop下車すぐです。車を利用される場合は、施設に駐車場があります(有料)。

では、また!

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