我が家のきな粉ちゃんの場合、母親の母国語は日本語、父親の母国語はチェコ語です。やはり同じような境遇のパパ・ママと同じく、我が家でも「我が子にはどちらの言葉も不便なく使えるようになって欲しい。」という思いがあります。しかも両親はお互いの言葉が流暢に話せるレベルでないため、家の中の共通語は英語。。。大きくなって双方の家族と話す時に意思疎通ができないという状況だけは避けたい(最低限)。今後どこで育ち生きていく上でも不便が無いようにしてあげたい‘(願望)。ということで、出産前に夫婦で話し合ってマルチリンガル教育をしていくことにしました。
チェコやヨーロッパでは国際結婚も少なくなく(特にヨーロッパ内での国際結婚、チェコ人とフランス人など)、両親が異なる母国語を話すということは珍しくありません。しかし、何もせずとも親の母国語が異なればマルチリンガルに育つのかというと、物事はそう簡単にはいかないよう。
「英語と他の言語が混ざってしまう」というようなことも、よくあることのようです。やはり自然と完ぺきなマルチリンガルになれる、というほど世の中は甘くないらしい。日本人の親に限らず、ヨーロッパでもパパ・ママは子供をマルチリンガルに育てるために、工夫をしているようです。
我が家では、フランス人とチェコ人のパパ・ママ友の知恵を借りながら、これから色んな方法を取り入れたりすることも念頭に置きつつ、現時点での我が家でコミュニケーションのルールを決めてみました。
現在我が家で使われている言語ごとの基本ルール
ルール作りの前提として、マルチリンガル教育の一つの手法である、一人一言語を基本に、少しアレンジを加えることにしました。
日本語
母親(および母方の家族)とのコミュニケーションで学ぶ。母親は日本語のみで話しかける。
チェコ語
父親(および父方の家族)とのコミュニケーションで学ぶ。父親はチェコ語のみで話しかける。
英語
両親の間の会話は英語で行う。両親は子供にに話しかける際に英語と母国語の二か国語で話さないように気を付ける。
ただし、絵本や音楽、アニメなどを通じたインプットの機会はOKとする。
もう少し大きくなったら家の外でのコミュニケーション(幼稚園や学校などを利用する予定)機会を作っていく。
どうしても日常的に英語で会話しているため、子供に話しかけるときだけ日本語に切り替えるのが難しい点です。特定の人に向かって話していない時などは特に注意が必要になります。
目標と5つの習慣
さて、ルールに則って、まずは発話できるまで=私と会話するときには日本語で、夫と会話するときには同じものごとをチェコ語で発することができる(一つの物事に複数の言い方がある)ことを目標に、5つのことを習慣にすることにしました。(日本語、チェコ語で両親がそれぞれ実践)
- 絵本を読む
- おもちゃなどで話しながら一緒に遊ぶ
- 身の回りのものを見せながら説明する
- 自分が作業をするときに何をしようとしているか、しているか実況中継する
- 音楽やipodなどでニュースを聞かせる
また、上記①-⑤を実践していく上で、気を付けることとして、4点ほど心がけるようにしています。
- できるだけ質の良い日本語・チェコ語をインプットするために、ゆっくり、正確に発音する
- 事象と言葉の繋がりを作るために、対象に向かって指を刺したり、ものを見せながら話す
- 何度も聞いて記憶に残るように、一つの単語を繰り返す
- コミュニケーションを楽しいものだと感じられるように、できるだけリラックスした口調で、穏やかに話す
進捗を時々確認しつつ、今後色んな方法を取り入れていってみたいなと思います。
では、また!
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