帰国レポート:赤ちゃん連れの日本への一時帰国(2021年10月頃)

体験レポート

昨年秋に7か月の乳児を連れて一時帰国した体験を基に、帰国の際に知っておくと良いことなどをまとめてみました。最近入国時の自主隔離のルールが少し緩められましたが、2021年10月時点の現在よりやや厳しめであった頃の記録です。ルール変更により現在とは異なる部分もありますので、最新の情報は公的機関の情報をご参考くださいね。

本記事では、赤ちゃん連れの飛行機移動・入国手続きにフォーカスしてレポートします。

1. 出発前の準備①書類

日々コロナの感染状況が変わっていたので、大使館に確認した時と、出発時でも入国時のルールが変わっていました。最新の情報を常に収集するように、大使館の方からは説明がありました。

ワクチン接種者については求められる待機期間が縮小になった直後(14日→10日)でしたが、接種対象外の乳児連れだったため、残念ながら適用にならずでした。

準備した書類は以下の通り:

  • 検査証明書(複数枚)
  • 誓約書
  • MySOSアプリインストール
  • 質問票の回答
  • ワクチン接種証明(複数枚)

他にもいくつかパスポートコピー等も用意しました。検査証明とワクチン接種証明を複数用意したのは、トランジットで万が一必要になった時のために念のため用意しました。

2. 出発前の準備②子供の荷物

子供連れの飛行機移動(長距離)では、荷物の準備がやはり大変でした。環境が変わってもできるだけいつも通りのスケジュールで過ごせるように、普段使っているもの・食べているものを用意していきました。

離乳食

市販の瓶の離乳食を機内での食事回数分持ち込みました。冷蔵できないので、残ったら親が食べて、使い切るようにしました。

着替え・おむつ替えセット

10時間以上のフライトだったため、これが一番嵩張りましたが、赤ちゃんの肌はとても弱いので、こまめに替えられるよう2-3時間に一回交換する想定でオムツを用意しました。

ブランケット

機内が冷えた時に使ったり、子供が動きたがるときに足元に敷いたりして使いました。

ゴミ袋

普段嘔吐することがあまりない子でも慣れない移動の際に嘔吐することがあると友人に教えてもらったため、大き目のゴミ袋を複数持っていきました。

ベビーキャリア

当初はベビーカー(機内持ち込み可能サイズ)とキャリアの両方を持っていく予定でしたが、空港までの移動の車にベビーカーが乗らず、ベビーキャリアだけ持っていきました。乗り換えの移動が非常につらかったですが、それ以外の移動中は身軽でよかったかなと思います。ベビーカーを持ち込むかどうかは、手荷物の量や乗り換えの有無等含めて考えると良いのかなと思いました。

お気に入りのおもちゃ2,3個

搭乗前や乗り換えの待機中、機内などで子供が飽きたりぐずったりした時に使いました。

お気に入りの絵本1,2冊

トランジットの合間や機内で、子供に読み聞かせる用に、お気に入りのものを2冊くらい持っていきました。

3. トランジット(乗り継ぎ)

今回はパリのシャルル・ドゴール空港(CDG)経由でしたが、4-5時間の乗り継ぎ時間がありました。

空港内は食事をするレストランやお店ががちらほら開いているだけで、ブランドショップやお土産屋さんは開いておらず、いつもの華やかなCDGは乗り換えるだけの場所になっていました。

搭乗口付近には人はいましたが、それ以外はガラガラ、、、、これがCDGかと驚きました。

お気に入りのマカロンのお店も開いておらず、がっくり肩を落として搭乗ゲートに向かう餡子でございました。

移動のコンベヤーもちょくちょく止まってたりして(涙)、広すぎる空港内を子供を抱えて歩きました。端から端までキャリアに子供を入れて歩き回り、搭乗ゲート付近につく頃にはくたくたに。

トランジットのCDG空港で陰性証明やワクチン接種証明の提出義務などがあるのか、気になって調べましたが、CDGでは特にそういった情報は出てこず、結局空港内では特に書類を求められることはありませんでした。

ただし、あちこちで(普段なら戻れるところでも)一方通行になっていて、余計な蜜を避けるような工夫はされているのかな、と思いました。

4. 搭乗前のチェック

日本行きの便の場合は、関係者の方が必要書類やアプリの内容をチェックしてくれました。

例え文字の書けない赤ちゃんでも大人と同様に書類が必要なので、親である著者が代筆していきました。アプリで作成する質問票についても、子供の分を親が親のスマホで作成する場合は、いったん作成した自分の質問票のバーコード(全部回答すると出てくる)を写メした後、子供の分を作成して、それぞれの分作成するように教えてくれました。

5. 機内での過ごし方

機内では、おもちゃで遊ばせたり、本を読んだりしながら過ごしました。

食事(離乳食)は大人に合わせて持ち込んだものをあげたり、授乳したり。

航空会社に頼めばバシネットと呼ばれる籠のような簡易式のベッドを設置してくれら所もあります。

つけられる席が限られるので、チケット購入の際に航空会社に問い合わせるのがおすすめです。

さらに授乳中である旨伝えると、お水をサービスでいただけました。

水分(母乳育児の場合は特に)は結構必要になりました。

6. 入国手続き

飛行機から降りると、すでに長蛇の列ができていました。書類を準備して最後尾に並んで待つ。合計2-3時間くらいかかったでしょうか。ざっくりした流れは以下の通り。(うろ覚えのため順番が多少前後するかも知れません。)

  1. 書類チェック→ワクチン接種有無や出国地、経由地等の確認
  2. ワクチン接種の有無で色の異なる札を渡され、検査
  3. 入国者健康居所確認アプリのインストール状況のチェック、設定(隔離期間中の滞在先なども確認されました。)
  4. 結果を待って陰性であることを確認したのち、入国審査、荷物受け取り

乳児でも入国後の検査は必要ということで、鼻に検査キットを入れられてギャン泣きしました。ごめんねー。

うろうろうろあっちへ行ったりこっちへ行ったり、列に並んで複数の手続きをしていくので。おむつ替えは最初に並ぶ前などに替えておくといいです。

7. 入国後の移動と自主隔離

我が家は日本の家族との接触も避けて事前にハイヤーした専用タクシーを利用し、自主隔離しました。

夫が隔離中もずっと仕事だったため、少しでも気分転換できるよう広めの部屋を利用。

子供が自分でスマホで居所確認アプリを使えない場合は、法定代理人(著者)のところにオペレーターさんから毎日子供の健康・居所確認のための電話がかかってきました。(毎日自分の分と2回報告する)

最後に

乳児を連れての長時間フライトは、荷物が嵩張り想像以上にハードでした。

とはいえ行政手続きの期限も差し迫っていたため、やむを得ずこのタイミングになってしまいました。

まだ小さいとはいえ、せっかくのお出かけなので、子供にも楽しんでもらいたいですよね。乳児連れフライトを乗り切るには、

  • 子供が出来るだけいつも通り過ごせるように、荷物を纏めていく
  • よく調べて旅程は出来るだけ具体的に立てておく

この2点が重要だったかなと思います。

では、また!

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