始めての妊娠・出産・育児の場合、今後生活がどのように変わっていくのかを前もって想像するのは簡単ではありません。周りのパパ・ママを見ていてなんとなく「大変そう」とは思っても、それ以上のことを想像して準備しておくのは一筋縄ではいきませんよね。
また妊娠・出産に向けての準備に関する情報は公的機関等でも手に入りますが、それ以外の、妊娠・出産・育児で逆にできなくなることもあるはず。今日は、妊娠・出産を経験し、育児真っ最中の著者が、「妊娠前にやっときゃよかった!」とある意味悔いたことをまとめてみたいと思います。
子供は欲しいがタイミングを迷っている、まだまだ先、という方にとって、今後その時までの過ごし方としてご参考になれば幸いです。
やっときゃよかった その①好物を食べておく
妊娠にはマイナートラブルと呼ばれるトラブルがつきものですが、その症状や重さは人によって異なります。そして妊娠するまでわかりません。
妊娠中の食事には、控えた方が良いものや気を付けた方が良いものももちろんあります。(厚生労働省HP:「妊娠中と産後の食事について」)
しかし著者の場合、それ以前に妊娠初期は臭いづわり・吐きづわりが本当に酷く、ほとんど何も口にできず、水道水とバナナとプレーンヨーグルトで3か月をしのぎました。しかも、何とか頑張っていつもの二倍ぐらいの時間をかけて毎食胃に流し込む、というような状況でした。
つわりの恐ろしいところは、見るだけでも吐きそうになるのに、なぜか「美味しいものを食べたい」という欲求はなくならないんですよね。今思えばかなり病んでいたと思いますが、毎日グルメ漫画を読んでは、「つわりがなくなったらこれ食べよう」とリストアップしていました。まさか妊娠中期・後期までつわりが続くとは知らずに…
出産した直後につわりがなくなり、リストアップしていたものを食べたいという欲求もどこかへ消え去りました。ただ一つ底なしの食欲を残して…
もちろん著者の周りには全くつわりがなかった身内や友人もおり、本当にこればかりや人それぞれのようです。わからないからこそ、もし定期的に食べたくなるような好物があって、それが自分の元気のもとになっているようであれば、食べておくといいかもしれません。
やっときゃよかった その②レストランなどでゆっくり食事をする
どちらかというと産後の話になりますが、育児が始まるととにかくゆっくり食事をする時間はほとんどありません。食べた気もしないくらい子供に食べさせたり片づけたりで手一杯になります。
また時間帯的にも子供の就寝時間などを考慮するとディナーで外出するのもしづらくなります。
もちろん、産後も預けたり調整すれば夫婦二人っきりで食事、なども可能はですが、そうそう簡単・頻繁にはできないことは頭の片隅に入れておくといいかもしれません。
静かなレストランなどでゆっくり食事をするのは、とても貴重な機会になります。
やっときゃよかった その③旅行へ行く
妊娠中はもちろん、産後も遠方へ旅行へ行くのはハードルがあがります。特に飛行機を使う旅行については、妊娠中はリスクも伴いますし、安定期を過ぎると航空会社から断られる場合も。
著者の場合は、妊娠初期から後期までひどいつわりで、30分の散歩もしんどいくらいだったので、旅行はもっての外でした。
もしどこか行っておきたい場所がある!というのであれば、今のうちに計画を立てておくのもよいかもしれません。
やっときゃよかった その④引っ越しをする
突然実務的な話ですが、著者の場合は妊娠中に物件を探し、産後引っ越すという最もおすすめできないパターンの引っ越しを経験しました。
雪の中、重いお腹を抱えていくつも内覧に行くのは相当過酷でした。内覧では物件内を歩き回ったりしますし、マンションに引っ越す場合は上り下りなども出てくるので、お腹も足もパンパンになりました。
さらに産後育児をしながら荷造り・移動・荷ほどきとなると、普段の数倍時間がかかります。特に、産後の貴重な赤ちゃん時代に子供と過ごす時間が減ってしまうのは残念なので、できればもし引っ越すことが決まっているのであれば、早めに越してしまうのは手かもしれません。
やっときゃよかった その⑤夫婦・パートナーとの会話を楽しむ
その⑤に関しては、やっときゃよかったというより、やっといてよかった、という方が近いかもしれません。ただ、もっとやっておいても良かったという意味で⑤に入れました。
育児が始まると、話す内容の中心は大体いつも子供のことが中心になり、子供の前でそれ以外のことをじっくり話すのは難しくなります。子供の方も親の注意を引いたり、一緒に遊びたがりますし、やることが多すぎるからです。
いざ育児が始まって、配偶者やパートナーと二人っきりで話す時間が減ると、育児の仕方や日々の生活でじっくり話し合って決めなければならないようなテーマが出てきた時に壁にぶつかってしまいます。特に初めての育児でお互いへとへとだったりすると、言葉にするのも疲れる…という風になって諦めたくなる場面も多々出てくるでしょう。
そういう時に、話を重ねて物事を決めていく関係があらかじめ築けていると、短時間で話を切り出し結論に持っていきやすくなるのではないかと思います。
特に我が家の場合、異なる文化や習慣を持つ親が育児をしているので、離乳食から育児グッズの購入まで、育児方針ですり合わせが必要になる場面は多々出てきました。実践する場面になると、色々こだわりって出てくるもんなのですね。
その⑤については、事前に重ねておくことは重要だと思いますが、一方で育児をする中でも二人っきりの時間を取るというのは重要かと思います。なぜなら夫婦・パートナー二人ともが育児に参加していても、同じ立場で参加するとは限らないからです。立場が異なると、考え方や方針も、概ねとしては一致していても細部ですれ違う部分は出てきます。
そういうお互いの育児に関する納得いかない部分はさておき、親という立場から離れて夫婦・パートナーという関係に戻る、というのは、長い道のりである育児を上手く配偶者やパートナーと共に乗り越えていく上で重要な時間かもしれません。
最後に
今日は子供を作ると決めたら妊娠前にやっておけばよかった、と思ったことを、著者の体験談を基にまとめました。
もう少し先だけどいつかは子供が欲しい、と思っている方に、充実した今を過ごし、計画を立てる参考になれば幸いです。
「やっときゃよかった」と思うことがあった一方で、子供と楽しめるピクニックやアウトドアアクティビティ、家族向けのエンターテイメント施設なども最近は充実しています。
また、子供と、家族と過ごす幸せ、については、言わずもがなに満喫できるので、毎日を楽しむという点では、できないことをカバーして余りある毎日になりますよ!
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