育児で身につくスキルと習慣:習慣編(後半)

仕事・キャリア

昨日に引き続き、今日は育児で身につく習慣(後半)について、著者の経験を語りたいと思います。

身につく習慣①片付け・掃除

子供のいるお家はとかくものが散らかっているイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、子供がいると頻繁に片付けや掃除をするようになります。

特に乳児期~言葉が分かる頃まではまだ子供も危険なものを判断できなかったり、安定して歩き出せるようになるまではうまく自分の体をコントロールすることができません。そのため、転倒してけがをしたり、床に落ちているものを誤飲してしまったり、置いていた家具に頭をぶつけて怪我をしてしまったり、というリスクがあります。

そのため子供が生まれてすぐから暫くは、日々部屋の安全性チェックをすることになります。我が家においてあったガラス製のローテーブルは倉庫に撤去され、家具の角にはコーナーガードが置かれ、可燃製品や危険なものは子供の手の届かないところにしまったり、処分したり。

誤飲は特に危険かつ、大人が食べ残したものなどを口に入れてしまうと赤ちゃんのお口の中にばい菌が入ってしまうことも心配…ということで、ペンやペットボトルの蓋、食材やお菓子などの袋なども、落ていているのを見つけたらすぐさま撤去、という風に常にチェックし片づけるようになりました。

身につく習慣②コントロールされた話し方

スキルに近いのかもしれませんが、親が語り掛けることにより子供が言葉を習得するように、親の言葉遣いは子供に影響するので、話し方には気を遣うようになります。感情に任せて大声で怒ったり、汚い言葉などは言語道断ですよね。

特に言葉選びという点では、自分の使った言葉をコピーしていくので、スラングや下品な言葉が会話の中に出てこないよう、夫婦で気を付けています。

また、嬉しいことや面白いことがあった時などには喜びをしっかり感じてもらいたい、良くないことをした時にはそれが良くないことであるということをちゃんと伝えなければならない。いつもご機嫌に育児をできるわけではないので、怒りを抑えながら伝えるというのは、仕事場での怒りを覚える場面で成熟した対応を取るのと同じくらい、訓練になります(笑)。

そして、言葉を教えていくという観点で物事について説明するときには、子供の頭に入っていくように、抑揚の付け方や話すスピード、テンポにも工夫をしたりしますね。

そうしているうちに子供が満面の笑顔で近寄ってきてくれたりすると、この上ない幸せを感じます。

身につく習慣③落ち着いたふるまい

元々落ち着いたふるまいができる人には変化はないかもしれませんが、著者には大きな変化がありました(笑)。

例えば、ドアの開け閉め。今まではドアの開け閉めによる衝撃や音が気になることなどなかったですが、子供はすばしっこくいつ自分の近くに来ているかわからない。そして意外と物音に敏感です。急いでいて移動して思いっきりドアを閉めてしまったときは、慌てて子供が手を挟んだりしていないか確認すると子供が驚いた顔で自分を見つめていた、ということもありました。

ドアの開け閉めだけでなく、椅子を引いたり、ものを動かしたり。料理中や食事中の器具や食器の扱いなども同様です。

身につく習慣④完璧主義から脱却し、合格最低ラインを見極める(効率重視)

自分でコントロールできる時間が多いと、多少夜更かししてもやればいいや、とついつい時間を忘れてのめりこんでしまいます。結果良いものができるのはいいことですが、時間効率という面では必ずしも利点ばかりではありません。

子供ができると自分でコントロールできる時間は大幅に減ってしまいます。なので、一番最初に合格最低ラインを見極めて、そこまで何とか行く方法を考えます。そこまで何とかいくのが精いっぱいだったりするし、うっかりその先を求めてしまうと子供を寝かしつける時間が遅れてしまったり、などその後の予定をどんどん押してしまうので、だんだん「ここまで行けるといいけど、無理だな」と諦められるようになります(笑)。

以前は完璧主義者だった私ですが、「伝われば良い」メールの返信などは、「伝わるかどうか」「相手に失礼でないか」で十分で、より清廉された文章にするために文面を何度も何度も熟考する、という癖が全くなくなりました。(もちろん重要なメールは熟考しますが)

まとめ

以上、著者の経験を基にした、育児で身につく習慣4つでした。前半のスキル編、後半の習慣編の二つを通して、育児はキャリアからの完全離脱ではないし、キャリアに持ち込めるバリューもあるのだと少しでも感じていただけると嬉しいです。

そしてなにより、育児期間を焦りや不安で過ごすことなく、将来の自分の人生にもプラスになっているのだと納得して、子供との貴重な時間を満喫していただけると幸いです。

では、また!

コメント